マカオ映画館事情

皆様いかがお過ごしでしょうか?マカオ駐在中のTaneです。

 

GWの10連休もそろそろ予定が決まってきたかと存じます。もともとGWとは映画興行業界から生まれた言葉であり、この時期の動員増加と活性化を狙った宣伝用語だというのはご存知でしょうか?

 

ということで旅行に来てまで映画を見るなんて。。と思いでしょうが、今日は映画好きの私がマカオの映画館について少しお話しようかと思います。

  

マカオには全部で5つの映画館があります。その中の3つをご紹介。

 

まずは弊社VIPルームのあるIR「ギャラクシー」にあるシネコン

大小あわせて10スクリーン。本格的なシネコンです。

 

ロードショー中心に上映。しかも、全米公開よりもなぜか1日早く見ることが出来ちゃう作品もあります。

 

全米、日本公開が4/26の「アベンジャーズ・エンドゲーム」も4/24公開!いち早く見たい人はマカオに来ると見れちゃいます。(ただし中文字幕です)

 

日本での公開が遅い新作もほぼ全米公開と同時なので、ちょっとお得です。

 

ただし、公開期間がとても短いので、あれっと思ってる間に終わってしまうことも良くあります。それだけ回転がはやく、様々な映画が公開されます。

邦画の場合はちょっと遅れて公開されます。こちらは2017年正月公開の映画ですね。

昨年話題となったこの映画も上映しておりました。

 

上位クラスの「ディレクターズクラブ」というVIPスクリーンもありまして、

全席リクライニングシートの導入とドリンクやスナック(ポップコーンなど)のサービスはもちろんの事、

上映前にくつろげるラウンジで小食や点心も楽しめてしまいます。値段は4000円ほどしますがその価値ありです。

 

次に老舗の澳門大會堂。マカオ半島の繁華街にある映画館でスクリーンは3つあります。

ロードショーを中心に中華系映画など多彩なラインナップ。日本のアニメもよく公開されています。(広東語吹き替えですが)

 

昔懐かしい地方映画館を彷彿するような作りで、上の映画館に行くまでに下の映画館内を通過しなくてはいけないなど 作りも結構マニアックです。

 

スタッフロールの途中で映写ストップしてしまうなどちょっとビックリな営業をしていますが、マカオ人の殆どがスタッフロールになったら退席しちゃうので合理的判断かなと。

こちらは数年前にオープンした恋愛電影館。ミニシアター系ラインナップです。

 

監督や国別特集などがあって、それにちなんだフードイベントも開催されたりしています。

場所はなんとセントポール跡のすぐ下! この通りは「恋愛巷」とも言って、おしゃれな場所なので映画だけでなく楽しめるエリアです。インスタ映えエリアです。

 

色々なニーズにあった映画館があるのですが、実は鑑賞マナーが良くありません。

 

上映途中に電話をかけていたり、ずっと自分の携帯の液晶を眺めていたり。。。

 

なんのために映画館に来ているのか?とよく疑問に思うことがあります。

 

また上映時間ちょうどに上映開始してしまうため、本編が始まってもかなり人が出入りしたりします。。。時間にニーズなマカオ人が多いのかなという印象です。

 

上映中のマナーは上映前に日本と同じようにお知らせがあるのですが、途中から入ってくるので効果がないのが実情なのかもしれません。

 

日本に帰るとみんなが静かに見ているのに驚くという特別な感覚を持ちます。子供のころは映写機に向かって手を振ったりしてワイワイ観ていたのもありますから、日本も徐々にマナーが良くなってきたんでしょうね。

 

ということで、マカオの映画館でもみんなが時を共有して感動できるような環境になっていってほしいなぁと思いつつ、今日のところはこの辺で。

 

(追伸)ギャラクシーで映画が観たくなったら私にお知らせください。特別レートで鑑賞いただけます。

tane


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